
目次
結論
Q:仕事ができるようになるにはどうすれば良いか
A:曖昧を排し、無駄を省き、自分の意見・仮説を持ちつつ、情報のインプットとアウトプットをして、価値を生み出す。
要約
曖昧を排する
曖昧であることは、齟齬が生まれて生産性が下がり、周りに迷惑をかけ、自分の信用が下がる。
・「なるはやで」「できる限り」「いい感じに」などの具体性を持たない言葉は双方の認識の齟齬が起きてしまい、すれ違いが発生する。最悪の場合損失が発生する。
・分からない状態を分からないまま放置すると、時間の経過とともにリカバリが難しくなり、周りに迷惑がかかる。
無駄を省く
・「その作業ってどういう意味があるんですか?」など根拠を求めるやり取りの時間は、自己満足にすぎず、一切何の価値も生まない無駄な時間である。
・TODOで日々のやるべきことを細分化し、ゴールを決めて取り組む。
・自分に負荷がかからない楽な作業は、価値を生まず生産性がないので、やる場合は時間をかけない。
・作業をする前に、クライアント(取引するお客様、作業を依頼してきた人)と十分に擦り合わせをして、やった作業時間が無駄にならないようにする。
意見・仮説を持って情報のインプットとアウトプットをする
・自分の意見や仮説を持ってから作業に取り組む、あるいは上司など他人に質問することで、自分の認識と正解のズレを把握する。
・インプットを蔑ろにしない。特に仕事に対するフィードバックを得ることや、読書で知識を得ること。
・得た情報を活かせるよう、インプットと同様にアウトプットを大切にする。例えば読んだ本をA4用紙1枚に要約してまとめることができるようにするなど。
感想
1章の「考え方の当たり前」、2章の「コミュニケーションの当たり前」、3章の「チームワークの当たり前」は本当に当たり前すぎて何を今更というところでした。
でも当たり前すぎて少し”なあなあ”になってるところがあるのでは?と自問自答をしました。
6章の「ノート術の当たり前」と、7章の「インプットの当たり前」に興味があり、この2箇所が本書の購入動機でした。
でも7章の「本は1分以内に買え」というのは元から実践していたので「やっぱりそうか〜」となりましたね。
頭からお尻まで隈なく読まずとも、斜め読みだけでも問題なく理解できます。