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支援をはじめてもうすぐ1年
不登校や貧困家庭、社会的マイノリティーの子供たちの教育支援団体「Leaning for All(LFA)」を毎月少額ながらも同人活動の収益の一部で支援していまして、まもなく1年が経とうとしています。詳しくはこちら
先日帰宅したらポストに封筒が入っていて、何かと思えばその活動の年次報告書の冊子でした。
届いた年次報告書からいくつか引用して、活動内容を紹介したいと思います。
活動内容
『Learning for All 2021.4-2022.3年次報告書』によると、活動の「3つのアプローチ」として
・一人に寄り添う
・仕組みを広げる
・社会を動かす
を大きな柱としています。
一人に寄り添う
1つ目の「一人に寄り添う」は、地域に大人によるネットワークを作り、支援が必要な子供をできるかぎり早く発見しサポートを始める。
それぞれの成長段階に応じて6~18歳までの子供達の居場所づくり、学習支援、食事支援、訪問支援や保護者の支援を行っています。
2021年度は971人の支援を行ったそうです。
仕組みを広げる
2つ目の「仕組みを広げる」は、『こども支援ナビ』という支援者向けの情報プラットフォームの作成です。
学校のような大人数の環境に馴染めない子や発達スピードがゆるやかな子、様々な子供がいてそれぞれ接し方が一様ではありません。そのため支援には専門的な知識を持つ人が必要不可欠で、専門家とLFAを繋ぐ役割を『こども支援ナビ』が担いました。
社会を動かす
3つ目の「社会を動かす」は、支援活動で得た知見や支援団体の協働によって、課題の普及啓発や人材育成、政策提言に取り組むことです。
関係省庁大臣の現場視察や「こども家庭庁」設置の有識者会議での政策提言等の取り組みによって、2021年の補正予算で「子供の居場所支援臨時特例事業」が成立、事業化しました。
さらにLFAの代表が「全国子どもの貧困・教育支援団体協議会」の副代表理事に就任しました。
また、197人の大学生がLFAによる研修を受け、子供の居場所づくりの現場でボランティアとして活動しました。
メディアでの情報発信にも力を入れており、2021年はテレビ6本、WEB10本、新聞6本、ラジオ1本、雑誌4本のメディア取材に応じて子供達の現状やLFAの取り組みについて発信しました。
子供達の変化
報告書内の「子供達の変化」という調査結果がたいへん興味深くて紹介したかったので、LFAに連絡を取り、転載を快諾いただきました。LFA様ありがとうございました。
支援を受けての子供達の心の変化を調べたものです。説明するより見たほうが早いのでグラフを御覧ください。
さいごに
毎月僅かながらも子供達、支援する方々の手助けになっているようで一安心です。
少子化対策ももちろん大事ですが、”将来の大人”が豊かな生活を営めるようにすることも同時に進めるべき喫緊の課題であると思います。そのひとつである活動を支えようと選んだのがLFAでした。(「あしなが育英会」などと比べてまだ知名度が低いように思ったし…)
この記事を読んでくださった方々も、活動に興味を持たれたらぜひともLearning for Allのサイトを覗いてみてください。